ダイエット 停滞期

ダイエットを達成するためには、停滞期のメカニズムを理解することが大事です。
停滞期とは、人体が命を保つために持ち合わせている機能によって起きます。何らかの事情で、食糧補給が途絶えることがあります。一定期間の間カロリー補給が途絶えると、体は緊急事態を感知します。そして、厳しい環境でも命を保てるよう、体を一時的に低燃費状態にします。
消費エネルギー量が減ることで、体は太りやすく痩せにくくなります。急激に体重が減るとこの機能は働き始めます。これが停滞期です。逆にいえば、停滞期が起きるということはダイエットが順調に進んでいる証です。２週間ほどで停滞期が終わる人が大半です。長い人になると１〜２ヶ月間も体重が変わらなかったという人もいます。元々の体重や、減り具合によりダイエットの停滞期は差があるようです。ダイエットで徐々に減っていた体重が、急に２週間も減らなくなってしまう訳です。
停滞期の間にくじけてしまう人が多いと言うのも納得がいきます。仮に停滞期になってもダイエットを諦めず、結果が出ていた頃と変わらない取組ができれば、状況は好転するでしょう。ダイエットの停滞期の時には、特に注意しなくてはいけないのがメンタル面です。なかなか体重が減らなくてイライラしたり、気持ちの焦りがダイエットの失敗につながります。ダイエットでは、停滞期にある時でも焦らず慌てず、これまで通りを心がけてください。

停滞期になった時、ダイエット成功のためにはどうするべきでしょう。
体重の５％を超えた減量を１カ月以内で行わないことが、停滞期の回避策になります。体に負担のかからない自分の体重の５％以上を１ヶ月で減らすと体の防御装置が働きます。大幅に体重を減らすと、停滞期もそのぶん長くなるといいます。
停滞期が起きないよう、起きても短期間で済むようにするには、一月当たりに減る体重を抑制することなのです。エネルギーが補充されないと、体は命の維持に熱心になります。ビタミンやミネラルなどを多く摂取する事によって、栄養不足を緩和する事ができます。ダイエットのためには、適性カロリーの食生活がとても重要です。特にダイエットの停滞期の際には、無理な運動や極端な食事制限によるダイエットは控えめにして、サプリメントなどを使う方法も得策です。気持ちの上でも、ダイエットがなかなか進まない停滞期は荒れ模様といったところです。イライラはストレスになりますし、ストレスが溜まりすぎるとダイエットを断念せざるを得ない状況になってしまいます。ダイエット停滞期の間は、あまり体重の事などを考えずに、ストレスをためずに過ごす事がダイエット成功には大切なことになります。